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発掘調査のあゆみ

平成17年度調査 2005年度



調査地点

守護町勝瑞遺跡東勝地地点 第8次発掘調査


館8次調査区全景(上が北)

 平成16年度の7次調査を受けて、 園池の範囲確認のため約1,500㎡の調査が実施されました。

  
 検出された園池の東岸                  庭園関連施設   

 発掘調査の結果、東西40m以上・南北30mに及ぶ大規模な園池を中心とした池庭が検出されました。
 また、池庭の北側から検出された礎石建物跡は、その規模や構造などから、勝瑞城館の主殿である可能性が推定され、このエリアが勝瑞城館の中枢部分であると考えられます。

勝瑞館跡 第11次発掘調査

                  検出された大規模な濠跡→

 
 勝瑞館跡第11次発掘調査は、勝瑞館跡区画の北東部分で行われました。この調査では、濠跡の調査に主眼が置かれました。

 調査では、数条の大規模な濠が曲輪の周囲を囲むように曲がる様子が検出され、勝瑞城館が複郭式の城館であることをさらに裏付ける成果が見られました。


←出土した卒塔婆

 また、遺物では状態の良い木製品も多数出土しました。
「永禄七年」の紀年銘入りの卒塔婆が濠の底から出土したり 「古松丸」や
「主とく丸」といった人名が刻まれた硯が出土するなど、貴重な文字資料の発見もありました。

             硯→ 
 この調査については、平成18年3月12日に現地説明会を開催しました。
 ■館跡11次現地説明会資料(PDF) その1その2


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