調査地点
調査区全景
平成18年度には勝瑞館跡第12次発掘調査が実施され約2,100㎡の調査が行われました。調査地は、平成11・12年度の発掘調査で発見された会所跡及び枯山水庭園跡の東側にあたります。
調査では、会所や枯山水庭園が存在した空間、すなわちハレの場を区画する溝が検出され、館内の空間構成の状況が窺われました。
溝を隔てた東側からは、鍋や壺・甕のような貯蔵や煮炊きに使う道具がたくさん出土しました。この空間はおそらく日常生活の場、つまりケの空間になるものと思われます。
この調査については、平成18年11月26日(日)に現地説明会を開催しました。