◆令和6年度勝瑞学講座◆
1 趣 旨
現代においては、陸路による流通が当たり前であるため、関西広域連合の一員である徳島ではあるが、海で隔たりのある近畿圏との距離感は否めない。しかし、水上交通が主要な流通の手段であった近世以前においては、紀伊水道に面する徳島と大阪や兵庫、和歌山は海で繋がる隣地であった。そのため、この地域には人的、経済的、文化的な面での密接な交流があり、共通する特有の世界があったことが考えられる。
今年度の勝瑞学講座では、この仮説を考古学や文献史学、民俗学などの手法によって多角的に分析し、実態解明を試みる。
2 日程・内容
【第1回】 日時:12月15日(日)午後1時〜3時
内容:講座T 13:00〜14:00 「紀伊水道をとりまく世界とは〜問題提起」
〔講師〕石井 伸夫 氏(徳島県立鳥居龍蔵記念博物館)
講座U 14:10〜15:00 「考古資料から見る紀伊水道をとりまく世界の様相」
〔講師〕重見 博(藍住町教育委員会社会教育課)
【第2回】 日時:令和7年1月25日(土)午後1時〜3時
内容:講座V 13:00〜14:00 「文献史学から見る紀伊水道をとりまく世界の様相」
〔講師〕長谷川 賢二 氏(徳島県立博物館)
講座W 14:10〜15:00 「紀伊水道に面した阿波の港の諸相〜徳島・渭津」
〔講師〕石尾 和仁 氏(佐那河内村学芸監)
【第3回】 日時:令和7年2月8日(土)午後1時〜3時
内容:講座X 13:00〜14:00 「民俗学から見る紀伊水道をとりまく世界の様相」
〔講師〕磯本 宏紀 氏(徳島県立博物館)
講座Y 14:10〜15:00 「紀伊水道に面した阿波の港の諸相〜港町・橘」
〔講師〕向井 公紀 氏(阿南市文化振興課)
【第4回】〜勝瑞城シンポジウム〜
日時:令和7年3月15日(土)午後1時〜5時
内容:講座Z 13:00〜13:50 「紀伊水道に面した阿波の港の諸相〜小松島ラグーンと小勢津」
〔講師〕岡本 和彦 氏(小松島市教育委員会)
講座[ 14:00〜15:00 「和歌山から見た紀伊水道をとりまく世界の様相」
〔講師〕北野 隆亮 氏(和歌山市和歌山城整備企画課)
ディスカッション 15:10〜16:30
コーディネーター:石井 伸夫 氏
パネラー:岡本 和彦 氏、北野 隆亮 氏、長谷川 賢二 氏、向井 公紀 氏、重見 博
3 開催場所
藍住町総合文化ホール 小ホール
4 受 講 料 無 料
5 定 員 80人
お問い合わせ
教育委員会(社会教育) TEL:088-637-3128
E-Mail:syakaikyouiku@aizumi.i-tokushima.jp
令和6年度 藍住町歴史館「藍の館」連続講座 「チャレンジ!古文書」
日時 10月から令和7年3月まで 毎月第2土曜日 午前10時〜正午
(当初、9月から令和7年2月までの予定でしたが、講師の都合により上記の日程への変更となりました。)
場所 藍住町歴史館「藍の館」会議室
講師 寺本 純子 (教育委員会社会教育課)
定員 15人(申込順) 受講料 1,500円(入館料、資料代込み)
主催 藍住町教育委員会・一般社団法人しじゅうはちがん
申し込み・お問い合わせ 藍住町歴史館「藍の館」088-692-6317