←発掘調査のようす
町道勝瑞正喜地線道路改良工事に伴って、発掘調査を実施しました。
調査地点は、勝瑞館跡の南方約150mの地点です。勝瑞城下に戦国期に築かれたと考えられている千間堀のほとりになります。
調査では、千間堀の北側の肩が確認され、当時この堀は現在の倍以上の幅があったことが分かりました。また、16世紀中頃に千間堀の肩に盛土を施し、整備した痕跡も確認できました。
こうしたことから、16世紀中葉に三好氏が整備したものである可能性が高くなってきました。
この地点からは、瓦や礎石建物跡が検出されており、寺院が存在していたと考えられます。