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資料集

ケの日のもの

■住■

  「住」については、まず住まいに関係した遺物としては釘や壁土が見られ、これは礎石建物跡の周辺から出土しています。
 また、錠前の出土もあり、建物の性格を考える上で貴重な資料といえるでしょう。さらに、煽り止めや二重折れ釘、吊り金具、様々な飾り金具が出土しており、建具や内装、そこに使われていた調度品にまでその想像の世界は広がります。
 日常生活には夜の明かりが必要ですが、灯明具の出土もあります。 口縁部にタールが付着した土師器皿がありますが、これは中に油を入れ、縁の芯に火を付ける灯明皿です。また、瓦灯と呼ばれる灯火器も出土しています。
 そのほかに柄杓や砥石なども日常生活に必要なモノでしょう。

  
 

ハレの日資料集