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発掘調査のあゆみ

平成14年度調査 2002年度



調査地点

勝瑞館跡 第8次発掘調査


調査区壁面

 勝瑞館跡第8次発掘調査は遺跡の内容確認のため、 館跡内に3本のトレンチを設定して行われました。
 調査では、池あるいは濠の堆積と見られる土層が確認され、館内に縦横に濠が巡らされている可能性も考えられました。
 この調査では、7次調査までで考えられていた館の空間構成を考え直す必要が出てきました。それと同時に、勝瑞館が単純な単郭方形館ではないのではないか、という疑問も出てきました。

守護町勝瑞遺跡東勝地地点 第5次発掘調査

       瓦当に「海恵寺」と書かれた瓦→

 町道勝瑞正喜地線道路改良工事に伴い発掘調査が実施されました。
 調査地点は、勝瑞館跡の南東方向約100mの地点です。
 調査では、礎石建物跡や掘立柱建物跡、土坑、さらに屋敷の区画溝等も検出されました。
 遺物では、瓦当に「海恵寺」と書かれた瓦が出土しています。当時勝瑞にあった寺院は、『阿波国徴古雑抄』所収の「阿州三好記大状前書」などに記されていますが、この寺の名前はそこには書かれていません。この寺は、どこにあったものなのでしょうか?

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