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発掘調査のあゆみ

平成13年度調査 2001年度



調査地点

守護町勝瑞遺跡東勝地地点 第3次発掘調査

←調査区全景

 前年度に実施した2次調査の成果を受けて、調査区を拡大して調査を実施しました。
 調査では、大量のかわらけに加え東西八間以上、南北六間にもおよぶ大規模な礎石建物跡が確認されました。
 出土遺物は、ほとんどが手づくねで成形された京都系かわらけで、またこの建物の規模をあわせて考えると、勝瑞城館関連の遺構である可能性は非常に高いことが考えられました。

守護町勝瑞遺跡東勝地地点 第4次発掘調査

←発掘調査のようす

 町道勝瑞正喜地線道路改良工事に伴って、発掘調査を実施しました。
 調査地点は、勝瑞館跡の南方約150mの地点です。勝瑞城下に戦国期に築かれたと考えられている千間堀のほとりになります。
 調査では、千間堀の北側の肩が確認され、当時この堀は現在の倍以上の幅があったことが分かりました。また、16世紀中頃に千間堀の肩に盛土を施し、整備した痕跡も確認できました。
 こうしたことから、16世紀中葉に三好氏が整備したものである可能性が高くなってきました。
 この地点からは、瓦や礎石建物跡が検出されており、寺院が存在していたと考えられます。

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