本文へスキップ


 

発掘調査のあゆみ

平成19年度調査 2007年度



調査地点

勝瑞館跡 第13次発掘調査

←調査区の空中写真

 平成19年度には、勝瑞館跡第13次発掘調査として約1,500㎡の調査が実施されました。
 調査地点は、平成11・12年度の発掘調査で発見された会所跡や枯山水庭園跡の西側にあたる地点で、庭園の広がりが想定されましたが、調査区のほぼ半分の地域が工場が操業していたときのゴミ穴などで攪乱を受けていたことなどから、あまり良い成果を得ることはできませんでした。
 しかし、遺物の分布や遺構の密度などから、枯山水庭園は西側へは広がらないことが明らかとなり、庭園の範囲(以下、「庭園エリア」という)が推定されました。
 また、南側から庭園エリアに向かって伸びてくる大規模な濠が検出され、 周辺の地割りなどからさらに新たな曲輪が想定されることとなりました。 そして、この調査から、勝瑞城館の範囲がほぼ推測されることとなりました。

 この調査については、第2回国民文化祭の初日である平成19年10月27日(土)に現地説明会を開催し、一般公開しました。
■館跡13次現地説明会資料(PDF) その1その2

   平成18年度  ● 発掘調査のあゆみ  ● 平成20年度